文学ファイター

停電。それは、自分の生死がかかった事件。

幼児の頃の思い出「停電」

私が幼児の頃に住んでいた家はしょっちゅう停電していた。

一人で部屋で遊んでる時に停電すると、母親が来て「(暗くて危ないから)動かないで」って私に声をかける。そして、母親がブレーカーを操作して停電が直ると「もう動いていいよ」って私に声をかけていた。

正確に言うと母親は「暗くて危ないから」という理由を言わずに、ただ単に「動かないで」と「動いていいよ」だけを言っていた。つまり、私の中では、「なぜ突然動いてはいけない状態になったのか」「なぜ動いて良いことになったのか」がわからなかった。「停電」と「動いてはいけないこと」が私の中で紐付いていなかった。

だから、部屋で遊んでいて突然母親がやってきて「動かないで」って言ってきた時、私は宇宙人が攻めてきたのだと思っていた。今、どこからか私を監視していて、私が少しでも動くと、宇宙人が私にレーザー銃を発射して私を殺してしまうのだと思っていた。

「動いていいよ」って言われた時は、母親がなんらかの手段を用いて宇宙人を撃退したのだと思っていた。

そんな思い出。

このエントリーをはてなブックマークに追加