文学ファイター

心の欲する所に従えどものりをこえず。

ただひたすらに力が欲しい

鬼神
「己が欲するままに力のみを求めた。そして俺はいつからか、鬼神と呼ばれるようになったのだ――」

インタビュアー
「己が欲するままに?本当ですか?」

鬼神
「もちろんだ。私だけでなく、人間なら誰しもが持っているはずだ。力への純粋な欲望を」

インタビュアー
「実は私、街中で以下のようなアンケートを取りました」

インタビュアー
「アンケートの結果、ほとんどの方が力を欲した経験がなく、唐揚げを欲した経験がありました」

鬼神
「!!」

インタビュアー
「つまり、本当に純粋に己の心の声に耳を傾けると、力ではなく、唐揚げに行き着くはずなんです」

鬼神
「唐揚げに……」

インタビュアー
「そうです。あなたも今頃は『鬼神』ではなく『唐揚げ神』と呼ばれていたはずなんです」

鬼神
「……それ、嫌ですね」

インタビュアー
「嫌ですね」

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