Linuxゲリラ戦記

世界最強のrootユーザー。

7.rootユーザー。全ての権力は我がままに。

ナックス「デビー君。『Linuxの管理者権限はキョウレツだ!』という話を知っていますか?」

デビー君「『Linuxの管理者権限』?えーっと……僕が今使っているLinuxは僕しか使っていないから、僕のLinuxの管理者は僕だなーとは思うけど、そう言う話?」

ナックス「その通りです。デビー君のLinuxの管理者はデビー君です。故にデビー君はそのLinuxを思い通りに操ることができます。時にはLinux自身を壊すことさえも!」

デビー君「確かにこのLinuxが入ったパソコンを窓から放り投げたら僕のLinuxは壊れるけど……」

ナックス「いえいえ、そういう物理的な事では無いです。もっとこう……むちゃくちゃスゲェコマンドを使うことによってですよ」

デビー君「へー」

ナックス「でも、そのむちゃくちゃスゲェコマンドを間違って使ってLinuxを壊してしまわないように、Linuxを使うときは普通、権利を制限された一般ユーザーの状態で使っています」

デビー君「『一般ユーザー』?」

ナックス「要するに『Linuxを使う普通の人』ということです。しかし、デビー君はLinuxをインストールするときrootパスワードを決めたりしませんでしたか?」

デビー君「あぁ、そう言えば決めたなぁ」

ナックス「『rootパスワード』とはrootユーザーの為のパスワード。そして、『rootユーザー』とは『Linuxの管理者』つまり、Linuxの管理者の為のパスワードなのです」

デビー君「ほうほう」

ナックス「rootユーザーは無敵です。あらゆるパワーをそのLinux上で最大限に使えます。しかし、その権力は時にLinuxさえ破壊してしまうのです!」

デビー君「よく分からないけど、恐ろしいイメージなのは分かった」

ナックス「しかし、Linuxではrootユーザー(またはroot権限)でなければ行えない操作があります。そこで今回は、rootユーザーになる方法をお教えします!」

デビー君「え?いいの?そんなすごい恐ろしいことを教えて。僕まだ初心者だよ?」

ナックス「rootユーザーになる方法はLinuxの基本です!ぜひ覚えましょう!さて、前回の解説を参考にしながらCUI環境を立ち上げてください」

デビー君「ほいほーい。立ち上げたよ」

ナックス「よし!rootユーザーに変身だ!rootユーザーになるためには su コマンドを使う。suとキーボードから入力し、スペースキーで一つスペースを空けた後、-と入力し、Enterキーを押そう」

suコマンド

user@debian:~$ su -

ナックス「すると、パスワードの入力が求められる。Linuxをインストールする時に決めたrootパスワードを入力しよう。おっと、ここで初心者が戸惑うのは入力中のパスワードが一切画面に表示されないということだ。Windowsの場合だとパスワードは●で表示されたりもするけど、Linuxではそれすらない。でも、きちんと入力は受け付けられているので、気にせず入力し、Enterキーを押そう」

rootユーザー

ナックス「なお、パスワードは何度間違っても大丈夫!『まちがってるよ』って英語で表示されるかもしれないけど気にせずゴー!」

デビー君「左側の表記が変わったぞ!」

ナックス「その通り。あまりに普通に変わっちゃったけど、この状態であなたは既にrootユーザーです。あらゆる力を持っています」

デビー君「あんまり実感がわかない(笑)」

ナックス「私の場合は左側の表記が

user@debian:~$ 

だったのが

debian:~# 

に変わりました」

ナックス「変わりかたは使用しているディストリビューションによって多少異なるでしょう。ただ、多くのLinuxディストリビューションに共通しているのが一般ユーザーの場合 $ だったのが、rootユーザーになると # になっていることです」

ナックス「このサイト以外のLinux解説サイトをご覧になった方はコマンドの説明時に

$ cd abc

# ls -a

など、$ や # が付属していることに気づいた方もいるかもしれません」

ナックス「これは、$ をつけてコマンドを解説している場合は『一般ユーザーの状態でこのコマンドを打つ』。 # をつけてコマンドを解説している場合は『rootユーザーの状態でこのコマンドを打つ』ということを表しています」

ナックス「当サイトでも今後はコマンドの解説はいちいち

user@debian:~$ cd

ではなく

$ cd

というように表記していきたいと思います」

ナックス「さてrootユーザーから一般ユーザーへ戻るには exit コマンドを打ちます。

# exit

左側の # が $ へ戻り、一般ユーザーへ戻ったことが確認できます」

デビー君「今日の解説はもう終わり?」

ナックス「はい。そうですが?」

デビー君「前にCUI環境を終わるときに右上の×ボタンを押して終わったけど、コマンドで終わる方法は無いの?」

ナックス「もちろんあります。一般ユーザーの状態でexitコマンドを打ってみてください」

$ exit

デビー君「お。CUI環境が閉じたぞ」

ナックス「そうです。×で閉じるよりexitコマンドで閉じた方がなんとなくカッコいいので私もCUI環境を閉じるときはexitコマンドを使っています。それでは今回はこの辺で。次回はソフトウェアの検索とインストールの方法(8.ソフトウェアの検索・インストール・削除・更新

補足

sudoコマンド

suコマンドが用意されていないディストリビューションの場合はsudoコマンドを使うことになります。

例えば、rootユーザーでabcコマンドを使わないといけない場合、一般的には

$ su -
パスワード:
# abc

というように行いますが、sudoコマンドを使う場合は、一般ユーザーから

$ sudo abc

のように使います。sudoの場合もパスワードを要求される場合がありますが、その場合は一般ユーザーのパスワード(ログインする時に使うパスワード、もしくはLinuxインストール時に決めたパスワード)を記入します。

参考
suコマンド(ユーザーの変更)
sudoコマンド(別のユーザーとしてコマンドを実行)
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