Linuxゲリラ戦記

windowsのリカバリーメディアを作ってから挑戦するんだぞ。

左を向いているペンギンみたいなキャラクター、ナックス

シャープのメビウスのノートパソコンPC-AE30LにLinuxを入れる。

最初に言っておこう。このノートパソコンはLinuxとめちゃくちゃ相性が悪い

なぜなら、このノートパソコンはwindowsXPに最適化されている。パソコンにシールまで貼っている。「Designed for Windows XP」

というわけで、シャープさんはまったく悪くなく、むしろ、windowsXPのために作られたノートパソコンだっつってんのにそれに無理やりLinuxを入れようとする私が悪い。

私のように、PC-AE30LにLinuxをいれようとしている人がいるかもしれないので、一応、その方のためのメモということで。

いろいろ試してみて、アレも入らない、これも入らない、と、Linuxのディストリビューションのほぼ全てを試した私がお教えしましょう。

このノートパソコンに入るLinuxは、

Ubuntu7.04(http://www.ubuntulinux.jp/News/ubuntu-7-04-Japanese)

か、もしくは

openSUSE10.3(http://ja.opensuse.org/%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E7%89%88)

である。あ、でもメモリ増設しないと入りません。それ以外の選択肢は(ほとんど)ない!(追記:わけでもなく、vesaっていうのを指定すれば、結構なんでも?動きます。メモリ増設しない場合は重いLinuxは無理ですが軽量Linuxを試してみてください)

2008年10月12日現在、UbuntuもopenSUSEも既に新しいバージョンを出している。だが、その最新バージョンからインストールをしようとすると、逆に失敗する。

というのも、最近のLinuxは、そのパソコンの環境に最適化されたLinuxに自動的になるように努力してくれやがるからだ。少し古いと、「大体こんな感じかな」でセットアップしてくれるのだが、最新バージョンは一つ一つを精査して、「こんなCard-Idはみたことがねぇ!」といって、インストールに失敗します。いや、インストールには成功しますが、画面が真っ暗のままです。起動音もきちんとするのに、画面は真っ暗。なに、このやるせなさ。

しかし、それでも!Ubuntu7.04とopenSUSE10.3だけは僕達を暖かく向かえてくれる。しかも、ちょうどこの二つは現在の二大ディストリビューション。それでは、簡単にインストールの仕方を教えよう。

Ubuntu7.04は、セーフモードで起動した後にインストールをするんだ。解像度はググりながら直すといい。その後、アップデートをしてからネットワークアップグレードを使えば、なんと無事に最新バージョンのUbuntuを使えるようになるぞ!

openSUSE10.3は、特に問題なくインストールできるはずだ。これも、アップデートをしてからCDからアップグレードをすることで、最新バージョンへ移行することが可能だ。

あと、注意事項が一つ。デスクトップ環境には必ずGNOMEを選ぶんだ。KDEをいれると、ソフトウェアがぼろぼろと落ちるぞ。

インストールは無事にできましたか?ようこそ、Linuxの世界へ!

-----ここから2008年12月9日追記-----

ちょっとLinuxが分かり始めたから追記するよ。要するにこのノートパソコンはビデオカードだかグラフィックスカードだかがLinuxと相性が悪いんだ。だから、起動オプションに「vesaで起動してね」っていう命令を追記すれば、結構どのLinuxでも使えそうな気がする。

で、vesaっていうのは「標準的な規格に適応させますよ」っていう意味だから、「このパソコンのビデオカードの能力100%は引き出せないけど、一応、普通にLinuxを使うぶんには使えるよ」という感じなんだ。具体的に言えば、3Dデスクトップみたいな機能は使えない、っていうことです。だから、最初からLinux目的でこのノートパソコンを使うのは間違ってるけど「windowsが壊れちゃってレスキューディスクも作ってないから、捨てるのもったいないし、Linux入れてみるか」っていう時とかにLinux入れてみてね。

でもって、「起動オプションって何よ!?」っていう話なんだけど、別名「カーネルオプション」ともいいまして、例えばライブCDの部屋っていう有名なサイトがありまして、そこでは「インストールする前にCDで気軽にLinuxを試せますよ」的なLinuxがいろいろあるワケだけども、その中で気に入ったLinuxをCDに焼いて早速CDから起動してみたら、大抵最初に「このバージョンのLinuxを起動しますよ」的な選択できる画面が出てきて、そこでちょっと文字を書き込めるところがあるんですが、そこに「xforcevesa」とか「xmodule=vesa」とかいう呪文をいれてねって言う、ごめん、分かりにくいよね。ぐぁーっ、説明面倒くせぇ!ググれ!「ubuntu 起動オプション」でググれ!もしくは「xforcevesa」でググれ!もしくは「xmodule=vesa」でググれ!考えても分からなければ、感じるんだ!

この記事が参考になります。Linuxをインストールしたのに画面が黒いままで起動しないときの対処例