文学ファイター

ごめん。姉の出産でドタバタしてるので、しばらく更新が遅くなるかも。

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そもそも人間は自分が何をやりたいのかを知らない

会社を辞めて、本をたくさん読んだ。怪しい本も色々読んだので、私の理解を話したい。

みんな「引き寄せの法則」って知ってる?自分が実現したい夢をできるだけリアルに思い描くだけで、その夢が実現する、っていう法則なんだけど。それ関連の本が何冊か出てて、ネットでも検索すれば「引き寄せの法則」に関する情報がいくらでも出てくる。

あと、これとは別のやつで「実現したいことをノートに書くと、それが実現する」っていうこともよく言われている。有名なのが「100のやりたいことリスト」っていうやつで、人生でやりたいことを100個メモ書きするのが流行っている。「100のやりたいことリスト」っていう検索キーワードで検索すれば、実際に「100のやりたいことリスト」を書いて、「いくつか実現した!」って書いてる人がそこそこ見つかる。

で、これらの本ではなぜそれが実現するのかと言うと「宇宙の大いなる力が働いて」とか説明してるけど、私の理解を話す。

まず、なぜ「できるだけ自分の夢をリアルに想像し」たり、「100のやりたいことをメモに書い」たりするのが良いかと言うと、そもそも人間は自分が何をやりたいのかを知らないからだ。

もちろん「会社・学校をサボりたい」とか「今度の休みに旅行に行きたい」とかいう『今やりたいこと』や『今度の休みにやりたいこと』に関しては、みんな考えてるかもしれない。でも、『人生においてやりたいこと』に関してはほとんどの人がそもそも考えたことがないのだ。

人間は基本的に「今」やりたいことや「今度の休みに」やりたいことしか考えたことがなく、「人生において」やりたいことを考えたことがない。

そして「できるだけ自分の夢をリアルに想像し」たり、「100のやりたいことをメモに書い」たりするという儀式は、「そもそも自分は人生で何をやりたいのか」を明確化する儀式なのだ。

例えば「実現したいことをノートに書くと、それが実現する」に関しては、「いったんノートに書きさえすれば、その後、何を書いたかを忘れてしまっても構わない。何年か後にノートを見返してみると、それが実現していることに気がつくだろう」とよく言われてるんだけど、これは「一旦やりたいことを明確化しさえすれば、それに関して無意識が覚えていて、無意識にそれに関する情報を集めるので、実現しやすくなる」という話だと思う。つまり、別に「宇宙の大いなる力」は関係ないと思う。いや「宇宙の大いなる力」を信じても信じなくても結果は同じだから信じても良いんだけど。

だから皆「100のやりたいことリスト」とか、恥ずかしがらずに挑戦してみなよ。メモに書くだけで、それが実現する可能性がぐっと高まるんやで?得しか無いやん。

マインドフルネスの話をしよう。

マインドフルネスって知ってる?ぶっちゃけ「瞑想」を格好良く言っただけなんだけど。Googleとかの大手IT企業でこのマインドフルネス(瞑想)が流行っていて、社内研修とかで結構行われているそうなんだけど。

で、マインドフルネスは具体的にどんな効果があるかと言うと「未来を思い煩ったり、過去を思い悩んだりすること無く、『今、ここ』に精神を集中することで、ストレスが軽減したり集中力が高まったりする」効果がある。

と言っても、みんなピンと来ていないと思うのでお風呂の話をしよう。

みんな、お風呂に入るときって、大体パターン決まってるでしょ?例えば「お風呂に入る前に体を洗う」とか「一旦お風呂につかった後に体を洗う」とか「先に頭を洗う」とか「先に体を洗う」とか、人によってやり方は異なると思うけど、もう自分のお風呂の入り方のパターンはあるじゃん?

つまり、お風呂ってなんか「自動操縦モード」みたいな感じで入らない?例えば、わざわざ「カラダを洗うぞ!」とか「シャンプーするぞ!」って意識しなくても、もう体がパターンを覚えていてボーッとしてても、なんか自動的に体は洗うし、シャンプーもするじゃん?っていうか自動操縦モードすぎて「あれ?私いまシャンプーした?してない?」みたいになることない?これって「シャンプーするぞ!」って意識してたらありえないことで、自動操縦モードだからこそシャンプーをしてたかどうかに意識がなかったのだ。

この「自動操縦モード」のときって頭の中では「今日メッチャ疲れたわ」とか「あのテレビ面白かったわ」とか「明日仕事大変だなー」とか考え事してて、今何をしてるかは全然意識してないじゃん?未来について考えたり過去について考えたりしてるじゃん?つまり「今、ここ」に意識がないじゃん?

で、この「自動操縦モード」をやめて「体洗うぞ!」「シャンプーするぞ!」ってきちんと「今、ここ」に意識をもってくる技術。それがマインドフルネス。

「自動操縦モード」の話をもう少し続けよう。

「ジャネーの法則」って知ってます?歳を取ると時間が経つのが速く感じることに関する法則なんだけど。例えば5歳の子にとっての一年って「人生の5分の1が1年」じゃん?でも、50歳の人にとっての一年って「人生の50分の1」じゃん?つまり、その人にとっての人生の長さからみると、1年ってどんどん短くなるように感じる、っていう法則なんだけど。で、この「ジャネーの法則」に従えば、80歳まで生きる人は体感的には20歳で人生の半分を終えることになるんだそうな。こわっ。

で、もちろんこの「ジャネーの法則」によって「歳を取るほど時間が経つのが速く感じる」のを説明できるんだけど、もうひとつ「歳を取るほど時間が経つのが速く感じる」ことの理由の一つとして、そもそも人間は歳を取ることによって「人生に慣れた」んじゃないだろうか。

例えば学生の頃ってボーッとしてても強制的に人生イベント――つまり「学年が繰り上がる」「クラス替えがある」「受験がある」みたいなイベントがあるけど、大人になって会社に就職すると、転職とかいう大きなことがない限り、生活パターンが大体固定化されるじゃん?大体似たような時間に起きて会社に行って似たような仕事をして帰る。まあ、時々昇進イベントがあるけど。つまり大体同じような人生パターンを毎日送ることによって「人生に慣れる」。つまり、「人生全体」が「自動操縦モード」になるんじゃないだろうか。

明確に「今、ここ」を意識しなくても、なんだかボーッとしてても、結構そこそこ日々を送れて、そして人生全体がなんとなく過ぎ去って、そして死ぬのだ。

別に、その生き方を否定するものではないけど「なんかもったいないな」と思って。どういう生き方をしてもどうせ私達はいつか死ぬから、できればまあまあ楽しんでから死にたいよね。

私の話をしよう。

最近「私は会社を辞めた後、いい加減な気持ちでフラフラしていたけど、もっとマジメにフラフラすべきなんじゃないだろうか」と思い始めている。

会社を辞めた後、実家で両親と暮らしてて「ずっと無職だと社会と縁が切れて孤独死しそうだなー」と思って未来に思い悩んでいたけど、2年後くらいに両親が故郷に帰るという強制イベントが発生し、それにより私が一人暮らしするという強制イベントも発生するんだよね。じゃあ未来に思い悩むのは2年後でも良いかと思う。未来に思い悩まずに『今、ここ』に集中すべきでは?

お金をためて会社を辞めたのは不幸を回避するのが理由で、会社を辞めた後は確かに不幸ではないけれど、別段幸福でも無いな、ってずっと思ってたけど、原因がわかった。私は「人生の不幸を回避するための努力」はしたことがあるけど「人生を楽しむための努力」をしたことが一度もない。

なんかぼんやりと「不幸ではない状態が、すなわち幸せな状態なのではないか」と思ってたけど、「不幸ではない状態」というものは、あくまで「不幸ではない状態」なのであって、「幸福な状態」ではないのだ。私に足りないのは、人生を楽しむための努力だと思う。

なんか今まで「人生楽しい」って思ったことがあんまり無いなって思ってたけど、そういえば今まで「人生楽しもう」って思って色々やってみたことがほとんどないわ。そりゃ人生そんなに楽しくないわ。人生経験も薄いわ。

マジメにフラフラしないとか、マジメ人間の恥。よって私は元マジメ人間として、今後はもっとマジメにフラフラします。

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