適当プログラマー

なんか、テクノロジーリテラシーの話をしようと思ったけど、自動改札の話になった。

テクノロジーリテラシー格差

プログラミングのコーナーとか作ってるけど、実は私はアナログ人間です。

もともとインドアな性格な私ですが、高校生の時には家にパソコンはありましたが特にそれ程ハマるわけでもなく、大学生の夏休みになってようやく「暇だなー。パソコンでウェブサイトでも作ってみようかなー」と始めて、そこそこ面白いなーと思ってそこそこプログラミングの勉強とかし始めたりしました。つまり、パソコンにちゃんとがっつり向かい合ったのがようやく大学生の時なんですよ。大学の学部もプログラミングと全然関係ないとこだったし。

多分、真にパソコンが好きな人は小学生の時から家にパソコンがあったり、無くてもマイコン(?)とかなんとかいう私がよく知らない物体を使ってプログラミングとかしていたんだろうと思う。

LINEとか最近初めてちょっと触ったくらいだし、Twitterも一年前に仕事の関係でアカウント取ってみたけど、あとはほったらかしだし、Facebookはアカウントもないし(いや、昔アカウントだけとったかな……)、詰まるところ、私は最近のテクノロジー界隈の流行にまったくついていけていないのですよ。断じて「それは友達がいないだけなんじゃないか?」とかでは無いわけですよ。断じて。

で、そんな私が毎日「このテクノロジーってユーザーに不親切だなー」って思うのが電車の自動改札。SuicaとかPASMOとかで皆さんピッとやって通っていると思いますが、時々、ピッが失敗して通れない人がいるじゃないですか。

慣れている人なら「もう一回ピッとやって、ダメなら駅員に声かけるかー」とか判断できると思うんですけど、慣れてない人はあれ怖いと思うんですよね。突然「ピンポン」と警告音がなって通り道を通せんぼされて「下がって、もう一度タッチしてください」という冷酷な声がなる。ビビりますよね。慣れてない人は。確かに「下がって、もう一度タッチしてください」とは指示されているけども、多分動揺してこの指示を頭で理解する前に右から左に流しちゃって、ただただ呆然と立ち尽くしちゃうと思うんですよね。

仮に「駅員さんに助けてもらおう」と判断できたとしても、駅員さんになんて声をかければいいかよく分からないと思うんですよね。慣れてる人なら「エラーが出たんですけど」とか、まぁ慣れてなくても「なんか通れないんですけど」とか声をかけられると思うんですけど、例えばテクノロジーリテラシーが低い人。つまり「プログラミングというものは良く分からない何やら凄いもので、間違いなんか絶対起きるはずの無いものだ。だから、ここで駅員さんに声をかけると自分が無賃乗車を疑われて罰金を取られるかもしれない」とか、要するにビビると思うんです。慣れてるなら「エラーなんかしょっちゅうだ」って思えるんですけどね。

つまり、自動改札という装置は一見凄い便利なシステムに見えるけど、テクノロジーリテラシーの低い人にとっては、逆に生きていきづらい世の中になってると思うんですよね。

つまり、あの自動改札という装置はクソだと思う。

で、テクノロジーリテラシーが高い、このサイトを見ている皆さんはあんまりピンと来ないと思うので分かりやすいように、例を出しましょう。

例えば、世の中に魔法が実在するとしましょう。でも、現実世界にテクノロジーリテラシーの高い/低いがあるように、魔法が実在する世界でも魔法リテラシーの高い/低いがあるとします。皆さんは魔法リテラシーの低い人です。

この魔法世界にも自動改札があります。呪文を唱えて改札を通るのです。改札を通る呪文は「サクリファイス・フンババ・ヌル」とします。

皆さんも魔法の仕組みは良く知りませんが、いつもこの呪文を使って電車に乗って会社(学校)へ行きます。今日もいつも通り改札で呪文を唱えます。「サクリファイス・フンババ・ヌル!」

しかし突然改札の側に置かれてる小瓶から巨大なドラゴンが飛び出して言いました。「真実の卵を生贄に捧げてください」

なに!?真実の卵って何?市販の卵じゃダメ?いや、っていうか真実の卵って多分これは魔法世界の何かの暗喩だろ?なんだ一体!?だめだ。このままだと遅刻する!

動転したあなたはドラゴンに言います。「真実の卵ってなんですか?」。ドラゴンはウーとうなって応えません。

そうだ。違うわ。ドラゴンは魔法使いにインプットされた言葉しか喋れないんだ。とりあえず、駅員に声をかけなければ──!!

しかし、あなたは駅員にやすやすと「なんか通れないんですけどー」とか聞けません。なぜなら、無賃乗車をするとこの世界ではドラゴンに食べられてしまうからです。気安く聞いて、もし無賃乗車と間違えられてドラゴンに食べられたらどうしよう。

そもそも「真実の卵ってなんですか?」と、駅員さんに聞くのもなんだか勇気がいります。魔法リテラシーが低い自分ですが、もしかして普通に魔法を使いこなしてるまわりの人にはごくごく当たり前の、もしかして皆が普通に持っている魔法アイテム的な何かなのかもしれません。自分だけ持っていないのが恥ずかしいことだったらどうしよう……。

みたいなね!そんな感じだとおもうんですよ。

でも、単純に自動改札機をじゃあ人がやるように戻すかっていうのもそういう訳にもいかないじゃないですか。

大事なのは、ユーザーに恐怖を与えないシステムだと思うんです。

まず、最初の警告音「ピンポン」。ここからもう怖い。ここからもうダメ。機械音がダメ。音を変えます。ドラクエのレベルアップの音にします。「パパパパッパ パパーン」で行きます。これで恐怖感は和らぎます。むしろ通れなかったという経験をへて経験値を得てレベルアップです。

次に「下がってもう一度タッチしてください」。これもダメです。機械に苦手意識があるのに、ロボットのような声で警告されても、動揺が増すばかりです。恐怖感を与えないために、有名な誰か声優さんを使いましょう。出だしは「ほえ〜」です。これで恐怖感を和らげます。と言う訳で女の子の萌っ子にしましょう。ただそこら辺詳しくないので、雰囲気で書きます。「ほえ〜。ごめんなさい。なんだか私のせいで通れなかったみたい。面倒かもしれないけど、下がって、もう一度カードをピッとしてくれる?それでダメだったら駅員さんに『通れなかったんですけどー』って聞いてね。本当にごめんね」。これです。どこか有名声優にさせましょう。

いや、むしろ警告する声優の声を駅ごとに変えましょう。東京駅は悟空で、大阪駅はルフィ。新宿駅はセーラームーンで、渋谷駅はムスカに「一旦下がってもう一度ピッとしたまえ。君はラピュタ王の前にいるのだぞ」って言ってもらいましょう。

むしろ逆に過疎化が進んでいる街を有名声優にやらせましょう。大都市はマニアックな声優にさせましょう。これを世界に売り出しましょう。日本全国各駅でアニメキャラクターの声が聞ける!ジャパニメーション!クールジャパン!観光に来る外国人が増えるでしょう。日本国内のオタクたちも、アニメ声を聞くために、全国各駅を巡るでしょう。全国各駅で積極的に警告音をならす、オタクと外国人観光客。これが日常化すれば、テクノロジーリテラシーの低い人がもし警告されても「あちゃー。いつも外国人がやってる奴に自分もひっかかっちゃったよ」とかある程度は余裕を持って対応出来るようになると思うんですよね。

よし!これですべて解決じゃん!皆、早速このネタをTwitterで流すんだ。そして日本政府を動かすんだ。

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