
83.C言語の基本
ナックス「さて、今日からC言語の基本を勉強します」
デビー君「はーい」
ナックス「ただし、私は別にC言語のプロとかじゃないので、間違いとかあるかもしれません」
デビー君「えー、そうなの?」
ナックス「もし私の解説の中で間違いをみつけたら、私に向かって、厳しくこうメールを叩きつけてください」
ナックス「『どんまい』」
デビー君「!!?」
ナックス「よし。というわけでC言語で難しいプログラムとか作れないので、今回は簡単なゲームを作って基本だけでも学びましょう」
デビー君「ゲーム?」
ナックス「と言っても、今までC言語の解説の例で示した『あなたご飯にする?お風呂にする?それともタ・ワ・シ?』の文章を見て、既に皆さんは何のゲームを作るかおおよその検討はついていると思います」
デビー君「え?この文章で思いつくゲームなんかないよ?」
ナックス「もちろん日本人なら誰もが知っているこの国民的ゲーム」
デビー君「え??え??」
ナックス「『新妻』です!!」
デビー君「『にいづま』!!??」
ナックス「日本国民は皆、『新妻』で遊んでいます!!」
デビー君「日本国民は皆、『にいづま』で遊んでいる!!??」
ナックス「おやおや、まさかデビーくんは新妻を知らないのですか?」
デビー君「そんなに新妻っていうゲームは有名なの?」
ナックス「よろしい、新妻ゲームがどのようなゲームかお教えします」
デビー君「はい」
ナックス「お風呂はご飯に勝ち、ご飯はタワシに勝ち、タワシはお風呂に勝つ、というゲーム――」
デビー君「……それって、もしかしてジャンケn」
ナックス「新妻です!!」
ナックス「今回C言語で作るゲームは、ざっくりといえば、ユーザーとプログラムが『新妻ゲーム』で対戦できる、というプログラムです」
ナックス「今日は『新妻ゲーム』をする際の掛け声を表示するところまでを作りましょう」
デビー君「かけ声??」
ナックス「日本のマイナーなゲーム『じゃんけん』で言うところの、『最初はグー、じゃんけん……』のところです」
デビー君「(もう新妻ゲームだけで説明することをあきらめて、ゲームの内容を『じゃんけん』で説明してる……!!)」
ナックス「皆さんもとっくに知っていると思いますが、新妻ゲームの掛け声は『あなたご飯にする?お風呂にする?それとも、タ・ワ・シ?』です」
ナックス「というわけで75.C言語で初めてのプログラミングも参考にしつつ、好きなテキストエディタで以下の内容を記述して、niduma.c というファイル名で保存して……」
#include <stdio.h> void main() { printf("あなたご飯にする?\n"); printf("お風呂にする?\n"); printf("それとも、タ・ワ・シ?\n"); }
ナックス「gccでコンパイルしましょう」
$ gcc niduma.c -o niduma
ナックス「そして、実行」
$ ./niduma
ナックス「実行すると、次のように表示されるよ」
あなたごはんにする? お風呂にする? それとも、タ・ワ・シ?
ナックス「内容は75.C言語で初めてのプログラミングとほぼ同じなので、皆さん75.C言語で初めてのプログラミングをカンニングしながら作ってね」
ナックス「できました?」
デビー君「できました!!」
ナックス「次回、ユーザーにどの手を出すかの選択肢を表示する(84.C言語の型の話)」