夏休みの宿題にホームページを作ろう

どの流派に所属しようかな?

13.ウェブサイトには流派がある

ホーム君「はぁー。夏休みももう終わりか。思い返せば不思議な夏休みだったなぁ……。宇宙人のサイトメーカーが僕の夏休みの宿題を手伝って、一緒にホームページを作ったんだよなぁ……」

ホーム君「なんだか、もうサイトメーカーとは会えない気がする。そもそも宇宙人なんている訳ないし。あれは、きっとボクが見た夢……」

サイトメーカー「なんてことはないですよ」

ホーム君「さ、サイトメーカー!!い、一体今までどこに行っていたんだ?」

サイトメーカー「遊園地で正社員として働いていました。ボクが登場するだけで小さい子供にたくさん喜んでもらえて。お金も結構いただけました」

ホーム君「そ、そうなんだ。夢があるのかないのか良く分からない過ごし方だね」

サイトメーカー「でも不況で遊園地がつぶれました……」

ホーム君「子供の僕にそんな話をされても……」

サイトメーカー「よっしゃー!約束どおり夏休みが終わったのでもっときちんとしたサイトの作り方を教えるぜ!うらー!!」

ホーム君「いぇーい!」

サイトメーカー「その前に!言っておきたいことがある!」

ホーム君「なんでしょう!?」

サイトメーカー「『ホームページ』っていうのは正確には間違いです!『ウェブサイト』というのが正しいです!」

ホーム君「え?どっちも同じ意味でしょ?」

サイトメーカー「ホーム君。いつもインターネットをするときに最初に開くサイトは何ですか?」

ホーム君「ん?Yahoo!JAPANだよ?」

サイトメーカー「じゃぁ、ホーム君のホームページはYahoo!JAPANです。ホームページとは、インターネットをするときに最初に開くサイトのことを言います」

ホーム君「え?そうなの?」

サイトメーカー「そうです。なので、Yahoo!JAPAN以外に、例えばGoogleをホームページに設定している人やmsnをホームページにしている人もいるでしょう。でも、ホーム君が作ったサイトを、インターネットをするときに最初に開くページにしている人はいないでしょう。ホームページ以外のサイトはホームページとは言いません!」

ホーム君「な、なるほど。ということは僕のホームペ……いや、ウェブサイトはホームページとは言わないのか」

サイトメーカー「まぁでもホームページとウェブサイトを使い分けている人なんて少ないですし、知っておいてねくらいな情報です」

サイトメーカー「なお、今後解説していくことは夏休みの宿題にホームページを作ろうで教えたことを前提としています。まだそちらを読んでいない人は、ぜひそちらを読んでください」

サイトメーカー「さて、今回は『闇の魔術師・フレームセット』と『さまよえる旅人・トランジショナル』。そして、『厳格なる騎士・ストリクト』の話だ!」

ホーム君「え?ファンタジーの話?」

サイトメーカー「いいえ。ウェブサイトの流派の話です」

ホーム君「流派?流派って剣術の『一刀流』とか『二刀流』とか『伊藤派一刀流』とか『天真正伝香取神道流』とか『新影幕屋流』とかみたいな?」

サイトメーカー「なぜホーム君がそんなに剣術の流派にマニアックなのかはあえてツッコミませんが、実はウェブサイトの作り方にも流派があります」

ホーム君「え?じゃぁ、夏休みの間、サイトメーカーがボクに教えてくれたウェブサイトの作り方は何の流派なの?」

サイトメーカー「なんの流派でもありません。」

ホーム君「ということは、独自の流派かー。オリジナルな流派ってカッコいいよね」

サイトメーカー「ちなみに、何の流派にも所属していない人は、ほぼ初心者です」

ホーム君「えぇっ!?ボク初心者じゃないよ!頑張ったよ!ウェブサイトだって基本的な作り方は分かるよ!」

サイトメーカー「初心者から脱出したければ流派に所属しなければなりません」

ホーム君「えー。流派に所属って。いくらかかるの?」

サイトメーカー「いいえ。流派に所属するのにお金は一切かかりません。誰かの許可もいりません。ただタグの中に『俺はこの流派に所属してるぜー』っていうマークを書けばいいんです」

ホーム君「え!それだけ?師匠と一年間ウェブサイトの修行の旅とかに出なくていいの?」

サイトメーカー「なんですか、そのウェブサイトの修行の旅って。ただ文字を書けばいいだけですから、今すぐにでもホーム君は何かの流派に所属できます」

ホーム君「そうなんだ。えーっとウェブサイトの流派は『闇の魔術師・フレームセット』『さまよえる旅人・トランジショナル』『厳格なる騎士・ストリクト』の3つなんだね?うーん、一番正義っぽいのは『厳格なる騎士』だけど、攻撃力があるのは『闇の魔術師』っぽいなー。でも、こういう時ってちょっと地味な『さまよえる旅人』が意外とレベルが上がると後から特殊な技を使えたりするんだよなー」

サイトメーカー「選ぶ基準が滅茶苦茶間違っています。なんですか、『正義っぽい』って。『攻撃力』って。『特殊な技』って。ゲームじゃないんです。ウェブサイトですよ?」

ホーム君「えー?じゃぁ、もうちょっとそれぞれの特徴を教えてよ」

サイトメーカー「いいでしょう。『闇の魔術師・フレームセット』は推奨されてはいない技術を使いながらも、その技術の有用性によって好んで使う人も多くいます。簡単に言えば、ウェブ画面分断の技です」

サイトメーカー「『さまよえる旅人・トランジショナル』は、おそらく現在インターネットの世界でもっとも多くの人が所属している流派です。『闇の魔術師』という暗黒面に落ちたくは無いものの、『厳格な騎士』ほど高度な技も使えない人が所属しています。ただし、『厳格な騎士』よりも柔軟にタグが使えるため、初めて流派に所属する人にはお勧めの流派といえるでしょう」

サイトメーカー「『厳格なる騎士・ストリクト』は、おそらくインターネットの世界でもっとも所属している人が少ない流派です。『さまよえる旅人』よりもhtmlという枠内では柔軟性に欠けますが、その他の技術との連携技においては他の追随を許しません。また、これが所属するのに最も理想的な流派とも言われています」

ホーム君「へー。じゃぁ、何かよく分からないけど、ボクは『厳格なる騎士・ストリクト』に所属し──」

サイトメーカー「ホーム君には『さまよえる旅人』と『闇の魔術師』を覚えてもらいます」

ホーム君「えー?なんでだよー?」

サイトメーカー「理由は簡単。『厳格なる騎士・ストリクト』は使いこなすのが初心者には難しいからです」

ホーム君「え?だって、所属するのってマークを書くだけでいいんでしょ?」

サイトメーカー「確かに所属するにはマークを書くだけで良いのですが、それぞれの流派はそれぞれの作り方があり、マークはいわば『私はこの流派の作り方で作ってるよー』という意思表示なのです。ですが中には、その流派の作り方では無いのに『この流派だぜー』っていう偽剣士が多くいます。偽剣士は、流派に所属しない人よりも(なんとなく)格が下です」

ホーム君「そ、そうなんだ……」

サイトメーカー「さて次回!まずは『さまよえる旅人・トランジショナル』に所属しよう(14.流派に所属する。DOCTYPE宣言)!」

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