株式投資ビギナー

他人の力で稼ぎたい。

16.お金持ちになるメジャーな手段「起業」「不動産投資」「株式投資」の違い

お金持ちになるメジャーな手段に「起業」「不動産投資」「株式投資」がある。

この3つには「どの程度自分の力でリスクリターンをコントロールできるか」という違いがある。

例えば「起業」は自分の力で好きなだけリターンを狙える。年利10000%も狙える。逆に、リスクの発生(取引先が倒産した、社員が事件を起こした)があった場合は、あらゆる手段でリスクをカバーする努力が出来る。

例えば「不動産投資」は、ある程度自分の力でリターンをコントロールできる。単純に考えて、家賃を上げればリターンは増える。リスクの発生時もある程度自力で対応できる。家が火事になってしまったら保険で対応できるし、人が入居してくれない時はリフォームして物件の魅力を上げることが出来る。

例えば「株式投資(の長期投資)」は、あまりリスクリターンを自分でコントロールできない。もちろん「この株は業績が良いからいつか株価はあがるだろう」と予測はつけるけど、どのタイミングでどのくらい株価が上がるかは正確には予測できない。リスクもあまりコントロールできない。不況になって株価が下がっても自分の努力で株価をあげる……なんてことは無理だ。

つまり、株式投資が一番「リスク、リターンのコントロール」が出来ない。なので、「起業」や「不動産投資」で成功した人も、「株式投資は所詮ギャンブルだから手を出さない」っていう人は結構いる。

逆に言えば、株式投資が一番他人任せにできて、何もしなくて良い。

例えば「起業」は稼げる努力が必要だし、リスク発生時は自力で対応しないといけない。

例えば「不動産投資」はある程度人任せに出来る部分はあるものの、それでも稼げる努力が必要だし、リスク発生時もある程度自力で対応しないといけない。

例えば「株式投資(の長期投資)」は株さえ買えば、後は何もしなくても良い。株価が上がる努力は、買った銘柄の会社の社長が勝手にやってくれるし、買った銘柄の会社に何かリスクが発生しても、その会社の社長や社員が勝手に対応してくれる。

そういう意味では「他人の力でお金を稼ぐ」という「投資」的な傾向が最も強いのは株式投資だと思う。

そして、そんな「他人の力でお金を稼ぐ」=「株式投資」を、わざわざ「自力で稼ぐ」手段として行おうとしているのが株式投資の「短期投資」だと思う。

株価は、長期的には会社の業績にある程度連動するが、短期的には全く連動しない。だから、短期の株式売買は「投資」と言わずに「トレード」と言われる。

株式投資で失敗して退場する人の特徴の一つとして「売買回数が多い」というのがある。つまり、短期投資=トレードを行う人の方が退場しやすいのだ。なぜなら彼らは「投資した会社の社長の力(他人の力)」で稼ごうとしているのではなく、「自分の力」で稼ごうとしているからだ。

自分の力で株で稼ぐのはなぜ難しいのか。例えば、「『賭け』50m走」を考えてみよう。お金を賭けて皆で50mを走り、足が早かった上位20%の人が皆からお金をもらうのだ。「どの銘柄を買うか」は「どのレースに出場するか」であると考えればいい。これを世界中の人間で行っていると考えてみよう。

もちろん、老人や子供も参加しているので、あなたが一番足が遅い、なんてことはないはずだ。うまく行けば上位50%にも入れるだろう。でも、お金がもらえるのは上位20%の人だけだ。もちろん、練習すれば足はある程度早くなれるし、出場するレースによっては幸運でお金を手に入れることもあるだろう。

ただし、大半はお金を損するし、一部の人だけボロ勝ちすることも容易に想像できる。一体誰がウサイン・ボルト選手に勝てるだろう?それどころかサニブラウン選手にも勝てないし桐生祥秀選手にも勝てないだろう。株式投資を「自力で稼ぐゲーム」=「短期投資」で行うと、途端に難しいゲームになる。

では、株式投資を「他人の力で稼ぐゲーム」=「長期投資」にするとどうだろう。株価はある程度業績に反映するのだから、例えばその株を3年前に買った皆が、今全員含み益になっている、なんてことはあり得る。投資した会社の業績さえ良ければ、皆が勝てるゲームになるのだ。

なのに、株式投資の短期投資をやっている人は長期投資への偏見が激しくて「10年もって2倍とか狙うんだろ?お金持ちになる頃には老人になってるわ!」とかいうんだよ……。長期投資でも4、5年で4、5倍は狙えるよ。そもそも世界一の投資家のバフェットさんが長期集中投資の人なんだから、長期集中投資の勉強してみればいいのに。

このエントリーをはてなブックマークに追加