文学ファイター

言葉には力が宿ります。私が、「女子高生と結婚したい」と言葉に出して言えば、周りが引く。これも、言霊による作用のひとつです。

日本人が言葉をあいまいにすることを好む理由

日本人は断言口調を好みません。なぜでしょう。外国人はそんなこと無いのに。

日本の「愛している」は、アメリカの「アイ ラブ ユー」よりも重い言葉であるということは広く知られています。日本には「言霊」という言葉があります。言葉には力がある。外国の「言霊」に最も近い意味の言葉は「呪文」でしょう。でも、やはり「言霊」と「呪文」は違います。『呪文』は「特別な言葉で力があるもの」ですが、『言霊』は「日常の言葉全てに力があること」です。

そうなのです。実のところ、発言力や自己アピールというものがものすごく苦手な日本人の日本語というモノは、実はものすごい力があるのです。日本語は、あまりにも力が強すぎて日本人もそうそう気軽に断言口調で話すことができないのです。

なんせ、男が「責任をとる」と言えば、「失敗したら切腹する」と同義の国。大阪人の「儲かりまっか?」に「ぼちぼちでんな」と答えられなければ、他国のスパイであると見破られる国。そして、女が「団塊の世代」を「だんこんの世代」と読むと、叱られたり笑われたり感謝されたりする恐ろしい国。それがジパングなのです。

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