文学ファイター

つまり、何も特化していない私のサイトには、誰一人来ないということだ。

内輪受けの話

この間、年末恒例のお笑い番組である「M-1」を見てたんですよ。そしたら、「U字工事」っていうコンビが栃木ネタをやっていたんですよ。私は思いましたね。「それほど面白くないな」と。

でも、U字工事さんは栃木で番組持ってるらしいんですよ。栃木では大人気らしいんですよ。

「あんまり面白くないのに、なんでだろう?」って考えてみると、やっぱり、栃木の人にとっては栃木ネタは超面白いと思うんですよ。自分が知っている栃木の場所の話が出たり、栃木の有名人の話が出たり。

でも、全国区の番組に出ると、面白くないんですよ。だって、東京の人は栃木の観光地とか有名人とか知らないから。

いや、でも、栃木の人の気持ちも分かるんです。全国区向けの汎用的なお笑いより、栃木に特化したお笑いの方が栃木人にとっては面白いに決まってるじゃないですか。

友達の中で、面白い人っているじゃないですか。で、その人が担任の先生のモノマネをして、それが超そっくりで大爆笑ってあるじゃないですか。でも、その彼がテレビで担任の先生のモノマネをしても受けないと思うんですよね。全国の皆さんは担任の先生を知らないから。

一般受けするものは万人に受けるけど、あるグループに所属している人達にとってはそのグループに特化したものの方が受ける。

別に、「地域」という括りのグループじゃなくてもいいんです。「同じ趣味」とか「同じ職業」とかの人にとっては、その趣味のネタとかその特技のネタとか出てくると、やっぱり親近感がわくじゃないですか。ぬひょひょひょひょ、って思うじゃないですか。

例えば、私も XHTML1.1 の話を聞くとぬひょひょひょひょ、って思うわけですよ。 HTML5 の話を聞くとぬひょひょひょひょ、って思うわけですよ。綾瀬はるかさんの話が出るとぬひ

で、ですよ。例えば、アメリカ一のコメディアンがやってきても日本の中では日本一のコメディアンには敵わないと思うんですよ。だって、日本一のコメディアンは、日本というグループに特化した笑いを提供できてるから。

例えば、ネットの世界では Google が世界を征服しようとしてるじゃないですか。でも、日本では Yahoo!JAPAN に勝てないと思うんですよ。だって、 Yahoo!JAPAN の方が日本という地域に特化してるから。

でも、もし Yahoo!JAPAN よりも、もっと私に身近な情報を教えてくれるサイト――例えば、私の友達の日記とか?私の好きな人の趣味が分かるサイトとか?があれば、そっちの方に行くと思うんですよねー。

そう考えると、結論は SNS サイト、つまり mixi 最強という話になるのか!!そうかー。確かにあそこは「同じ趣味の人ー!」とか募集して皆でわいわい掲示板で喋ってるよね。まぁ、でも私に友達がいないんで、やってないんですけどね、mixi。しかも、 mixi 最近サイト規模が大きくなりすぎて、内輪受けにこっそりブラックジョーク言っていたはずが外部に流出して「不謹慎だ!」とか問題になったりしてるよね。

でも、そっかー。 mixi の強みは「内輪受け」にあったんですね。

でもですよ。例えば私の目の前に SNSサイト「mixi」と「引きこもり達のSNS」があれば、私は迷わず「引きこもり達のSNS」を選ぶわけですよ。私にとっては「汎用な」SNSよりも、引きこもりに「特化」したSNSの方が親近感湧きますから。

やっぱり、大事なのは何割を「特化」に費し、何割を「汎化」に費すか、ですよ。

それを考えると、「U字工事」さんは栃木に特化しすぎて汎化をしなさ過ぎたんです。もしどうしても栃木ネタをしたいなら、栃木が日本を征服するしかないですね。

まぁ、もちろんその前に私が住んでいる大分県が栃木の世界征服を阻止しますけどね。大分最強。ところで、大分県には「やせうま」という他県には無い素晴らしい――。

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