文学ファイター

ひきこもればいいじゃない。

引きこもりサイトの勧め

しまった。今日はクリスマス・イヴじゃないですか。こういう行事ごとの2、3週間前くらいにその行事ごとに関しての記事を書いて、当日までには検索エンジンに登録されて検索されるようにしておくというテキストサイトの小手先技術の基本をすっかり忘れておりましたよ。

といいますか、サイトというのはある一分野に特化させるに限るというお客さんを呼び込む大前提をガン無視している時点でほとんど人が来ていないんですが。誰か、このサイトを見ているんでしょうか。小説に興味があり、かつエッセイに興味があり、かつプログラミングにも興味があるという絶対数がそもそも少ないだろみたいな人はいるんでしょうか。いないでしょう。存在すら知らないでしょう。でもいいんです。ひきこもりサイト一直線です。

今日はせっかくのクリスマス・イヴです。充実した生活を送っている皆さんはもちろん家でひきこもっていますよね。私も、あまりに人生がバラ色過ぎて友達がいないので、家でひっそりと過ごしています。ひきこもりの皆さんは友達がいないので、もちろん暇つぶしにホームページ/ブログを作ったりしていますよね。私も、夜見る夢の中では友達がたくさんいるんですが、不思議なことに現実世界では友達が誰一人としていないのでサイトを作っております。

というわけで、今日は「引きこもりサイトの勧め」でも書こうかと思います。

SNSと違い、ウェブサイトというのは基本そのサイトの管理者の正体を誰も知れません。実は私は老後の余生を楽しく暮らしているおじいちゃんかもしれませんし、家庭環境が複雑な美少女女子高生かもしれませんし、ロシアの産業スパイかもしれません。

ということで、私はサイト上でどんな人物でも演じることができます。スーパーハッカーのふりもできるでしょうし、イギリス在住の日本大好きオタク青年のふりもできるでしょうし、頑張れば宇宙人のふりだってできます。

これはきっと、例えるなら仮面舞踏会的な?コスプレイヤー的な?そんな楽しさがあると思うんです。普段の自分とは違う自分を演出できる。普段はやかましい関西弁で喋るのに、おしとやかな女性のふりができる。普段はまったく喋らないネクラ男なのに、明るい好青年を演じることができる。よく、高校生デビューとか大学生デビューとかいって、中学までの自分、高校までの自分の性格をまったく一新して、新環境でもっと素敵な性格の自分に生まれ変わるという人がいますが、インターネットの世界では、それがいつでも誰でもできるんですね。

そんなウェブサイトの匿名性というのは素晴らしい。例えば、私は普段、生活の中で、絶対にチンコなんて単語を言わないのですが、ここではいくらでもチンコと叫べます。チンコー!!さらに、私は全くエロくないのですが、ここではエロいことが書き放題です。さらに、反社会的な極端に左翼的なこと、または極端に右翼的なこと、ロリコン賛美、老女賛美、戦争の美化、犯罪者への共感などなど、恐ろしいことがたくさんできます。あまり興味が無いのでしないだけですが、興味があればきっとしていたでしょう。

ウェブサイトを運営する人っていうのは運営していく過程で大体二種類に別れていくんですよ。自分のためにサイトを作る人と、他人のためにサイトを作る人。自分のためにサイトを作る人は、自由にサイト運営ができる分、お客さんがほとんどできません。なぜなら、管理人ばっかり勝手に盛り上がって、お客さんをぜんぜん楽しませていないから。他人のためにサイトを作っている人っていうのは、お客さんが結構着くのですが、段々とサイト運営が苦痛になっていきます。本来自分がやりたかったはずのサイトの内容と離れてしまうからです。

実際には、何割かは自分のため、何割かは他人のため、という風にサイトを作っていくんですが、そのバランスが非常に難しい。結構有名なサイトがある日突然閉鎖というのは、「他人のため」の部分への割合が大きすぎて、サイト運営が精神的に疲れてしまったからなんですね。

先ほど、匿名だから基本的になんでもできると書きましたが、「他人のためにサイト運営」をしている人は、人が不快に感じるような記事は書けません。人が来なくなるからです。確かに、人がたくさんくれば、大変嬉しいですし、それを励みに頑張れますが、「その期待に応えなければ」と精神的負担も大きくなります。

そんなあなたのためにお薦めするのが「ひきこもりサイト」。引きこもりサイトは、お客さんが来ないことを前提としています。そう。「何割かは自分のため、何割かは他人のため」ではなく、100%自分のためだけにサイトを運営できる。これが引き篭りサイトの利点です。

サイト運営のアクセスアップの基本に「ある分野への特化」と「定期的な更新」があります。ある分野への特化とは、「今日の晩ごはんは何にしようかしら?」っていうマダムが、ネットで料理の作り方を検索したときに「お料理専門サイト」と、「お料理と軍事研究のサイト」のどちらを選ぶかということですよ。まぁ、それ以前にgoogleさんとかYahooさんとかが検索順位は、特化型のサイトを上位にしているので、「お料理と軍事研究のサイト」なんて、そもそも発見できないと思いますが。

しかしですよ。引き籠りサイトならば!自分が興味のある分野ならなんでもサイトのカテゴリに作成することができる!飽きたらそのカテゴリを簡単に閉鎖できる!なぜなら!俺のためのサイトだから!誰も来んな!

そして、「定期的な更新」。「いつ更新されるかされるかわからない、スリル満点なサイトのほうが人が来るんじゃね?」と思うかもしれませんが、「いつ更新されるんだろう」と待ったまま、一年とか平気で過ぎちゃったりするからね、近頃のいい加減サイトは。そういう心配が無いのが、「定期的な更新」をしてくれるサイト。でも、これもサイト運営者にとっては苦痛。「あー、今日は更新日だから更新しなきゃ!」って時に限って仕事が忙しかったりネタがなかったり。

しかしですよ。ヒキコモリサイトならば!自分が好きなときに更新できる!飽きたら、一年くらい放っておける!なぜなら!私のためのサイトだから!誰も来ないで!

つまり、引きこもりサイトなら百%自分のためのサイト運営が出来るため、サイト運営が負担にならない。さらに、匿名性があるため、なんでも出来る。つまり、サイト運営がストレス解消に使える!と、とってもお得なんですね。

「そんなこと言われても、俺のサイトはすでに有名サイトだから引きこもりサイトに今さらなれない」っていう人にお薦めなのが、「アクセス解析を一切見ないで、ひきこもり行為を始める」。こうすることにより、突如自由気ままにやりはじめた管理人に嫌気がさして減っていくアクセス数に心を傷めることなくひきこもりデビューができるわけですね。

「っつーか、引きこもるつもりなら最初からサイトとして公開するなよ」と思われるかもしれませんが、そいつは違うぜ。自分が自由気ままにやっていて、ある日偶然にも人が来て、偶然誰かの役に立ったなら、それこそ最高じゃないですか。引きこもり冥利につきますよ。引き篭りだって、誰かの役に立つことがあるんだぜ。

という、以上、引きこもりサイトの勧めでした。

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