文学ファイター

「お父さん。どうして日本の事ばかり考えて世界の事を考えないの?」

ネット右翼の後のグローバル左翼

インターネットの普及に伴い、右翼化の傾向が世界的に増えています。「俺の国ってすごくね?俺の国ステキすぎじゃね?俺は俺の国が大好きだ!」っていう人が増えているんですね。

これはきっと、情報の取捨選択の結果だと思うんですよ。今、ネット上にはたくさんの情報が溢れているじゃないですか。なので、自分が「こうであってほしい」という情報が、仮に間違っている情報だとしても、探せばあるんですよね。で、「あ、やっぱりそうなんだ」と、自分の「こうであってほしい」という考えを補強してしまうんですね。

やっぱり、人間って「自分の国は最悪だ」っていう情報よりも「自分の国は最高だ」っていう情報の方を無意識に好んでしまうと思うんです。無意識にその情報のみを選択してしまうというワケですね。それで、発展してきたネット右翼文化。

しかしですよ。インターネットという仕組みはいつか、そんなちゃっちい「ネット右翼」文化をぶっ壊してしまうと思うんですよ。

ネット上に、外国語を翻訳してくれるサイトってあるじゃないですか。あれが将来技術的に精度が向上すれば、もはや未来人たちは「英語」やら「中国語」やら「日本語」などを意識すること無くすべてのネット情報をボーダレスに入手する事が出きるようになると思うんです。

そこで未来人たちは気づくんです。「自分の内側からはこんな見方しかしていなかったけど、外側から見ればこんな見方もあったのか」と。さらに、外国の方たちとのコミュニケーションも今よりももっととりやすくなると思うんです。で、きっと、「なーんだ。案外○○の国の人って、僕達とあんまり変わらないんだな」と気づくワケですよ。

要するに、私たち日本人と、中国人やアメリカ人を隔てているものは「国境」と「言葉」だと思うんです。この、二大国区別要素から、「言葉」という壁がこれから無くなっていくと思うんです。さらに、国境もオンライン上にはほぼ存在しないじゃないですか。

つまりですよ。「俺の国も世界から見れば普通だな」と、もっと第三者的な視点を持てるようになると思うんです。未来人は。

そこから発展するのは、「俺の国はこれからどうやっていこうか」という考え方じゃなくて、「世界をこれからどうやってやっていこうか」っていう考え方に変わると思うんです。今のアメリカと中国と日本っていう「国」としての概念がうすまって、東京と大阪と京都みたいなもっと身近な存在っぽくなると思うんです。

昔、神様は天まで届くバベルの塔を築こうとした人間に、言語をバラバラにするという罰を与え、人間は隣の国と同じ言葉で意志の疎通ができなくなったわけですが、今度は人間はバラバラの言語のままで再び世界中の人と意志の疎通をしようとしているんですね。

ところで、バラバラになってしまった言語の日本語属に属する私ですが、アメリカ人や中国人はもちろんのこと、なぜだか日本人とも意志の疎通ができず、友達が作れません。これほど神様が私の意思疎通能力を削いだということは、もし私が意思疎通能力を手に入れてしまったら、神をも凌駕する力を私が手に入れてしまうからですよね。たとえば、ナンパが出来る勇気とか。

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