文学ファイター

距離感って難しいよね。

間合い

日本に日本文化を学びにきて4日目。

日本人は他国の人に比べて間合いを重視することに気がついた。

日本の大都市圏(新宿・渋谷・秋葉原)などは人混みであふれている。しかし、彼ら日本人はその間をまったく他人にぶつかることなくすり抜ける。

日本の友達によると、それは恐らく日本が元々サムライの国だったからだろう、ということだ。

サムライは、自分の刀を相手に当てることができる距離、また、相手の刀が自分の体に当たってしまう距離をはかり、命を賭けて殺し合いを繰り広げていた。

その結果、日本人は日本人にしかない独特の「間合い」という感覚を手に入れることができるようになったのだ。我と彼との絶妙の間が感覚で分かるらしい。

この考えを、いつも他人と距離を置いている一番後ろの席のH君に話しかけたところ、「その通り。いつ、誰が、どこからヤリや刀で僕を攻撃して来るか分からない。だから、僕は常に他人と距離をおいて行動している」ということらしい。

しかし、日本の友達によると、「いや、今時ヤリや刀で襲う日本人はいない。あいつはただ『心の間合い』が計れていないだけだ。友達がいないんだよ」だそうだ。

身体の間合いを重視する戦国時代と、心の間合いを重視する現代。過去と未来が共存するこのエキサイティングなジャパンという国を、僕はもうしばらく観察したいと思う。

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