文学ファイター

マイナス思考の克服方法

マイナス思考

私はネクラです。趣味はマイナス思考です。特技は物事を悪い方悪い方へ考える事です。

先日も仕事で失敗をしてしまい、「もうダメだ!!死のう!!」くらいに考えていました。

帰りの電車の中では、首吊りにするか手首を切るか、そう言えば、練炭自殺って最近聞かないなと、死に方を考えていました。

私の気持ちは悪い方悪い方へと速度を加速させ、明日から会社内でハブられるのか。上履きに画鋲を入れられるんだろうな。黒板に○○死ね!くらいに書かれるんだろうな、と顔面蒼白でした。

私の中の善の心が叫びます。
「死ぬなんてこと、考えちゃダメ!あなたはやればできる子なのよ!!今日もちょっと失敗しただけじゃない!!」

しかし、私の中の悪の心が叫びます。
「あんな簡単な事をミスるなんて死んだ方がいいぜ!っていうか、明日からイビられるんだから、もう死のうぜ!電車に飛び込もうぜ!!最後くらいはぱーっとド派手にさ。どうせ、おまえの人生ずーっと地味だったんだから最後くらい派手に死んでも構わないぜ!あ、ダメか。お前の性格的には人に迷惑をかける死に方なんてできないからな。ということはあの、例の有名なサンポールを使った自殺も出来ねぇな。アレは確か結構まわりの人をまきこんでしまったりするからな。飛び降りもダメだな。下を歩いている人に万が一でも当たってしまったら、お前、それ、最低な死に方だぞ。練炭を手に入れるのも、最近自殺するには難しいみたいだな。買おうとすると、ご使用目的は何ですか、って聞かれるんだそうだ。お前、ノミの心臓だから、それ聞かれたら、絶対動揺して声が震えるからな。バレバレだな。じゃぁ、手首切るか?無理だな。お前、血を見ると貧血起こすだろ。っつーか、虫の死体を見ただけでも、ちょっとひくもんな、お前。首吊り?ムリムリ。お前って、何かから飛び降りるっていう浮遊感が嫌いだもんな。だからジェットコースターにも乗れねぇんだよ。っつーか、お前、本当に死ねるのか?死ぬ勇気あるか?ねぇだろ?これはもう、死刑を喰らうくらいの犯罪を起こして――」

私の心の善が叫びます。
「まずいわ!思考が完全に犯罪方面に向かってる!」

私はこういうとき、心の中で呪文を唱えます。
「小倉優子 小倉優子 小倉優子……」

すると、何ということでしょう。先ほどまでの悪の心がつゆと消え去り、ヒワイな気持ちが心の中を満たしていくではありませんか!

というわけで、ヒワイなことを考えてヒワイな顔をしていると、向かいに座っていた女子高生にニラまれました。

もうダメだ!!死のう!!

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