文学ファイター

原作が一番面白いんだよ。間違いねぇ。

でも、原作の方が面白いよ論

最近、小説を元にドラマや映画が作られています――が!その原作を元に作られた映画やドラマよりも原作そのものの方が面白い!ということが多々あります。なぜなんでしょうか?ドラマや映画は原作に遠慮しているのでしょうか?いえいえ、むしろ、「お金をこんなにもかけたぜ!!」みたいなことをアピールしたりします。そうなんです。やつらは原作を超える気満々なのに、原作を超えられていないのです。なぜでしょう。

映画やドラマは、小説と違って、ビジュアルに世界観を表現できます。監督が「こうしたい」と思った世界観をより忠実に再現します。

一方、小説は、文字、文字、文字、文字。主人公も事件も犯人も恋もバトルもすべてが文章で語られます。私たちはその語られた文章を元に、主人公を事件を犯人を恋をバトルを想像します。それらは、読む人読む人が自由に想像します。もちろん、ストーリーは共用されますが、細かいこと、例えば、主人公の男にヒゲは生えているのか生えていないのかとか、「グシャグシャに潰された顔」と表現された死体の顔の細部とか、大男と表現された犯人の実際の上背とか、「見ているこっちが赤くなるような仕草」と表現された彼女の仕草とか、「ピンと張り詰めた空気」での向かい合ったライバルの表情とか、想像の余地がたくさんあるんです。その、「想像の余地がある部分」において、読者は、「そのストーリーにピッタリの理想の状況」を想像して当てはめます。これは、別に読者が「理想の状況を当てはめよう」と当てはめているわけではなく、「何となくこんな感じかな」と想像しているイメージが、=「その読者にとってもっとも違和感の無いイメージ」、つまり、その読者の為だけのビジュアルなイメージがその読者の頭の中だけにあらわれます。

小説の「想像の余地」に読者が勝手に「理想のイメージ」を当てはめるので、小説はものすごく面白く感じるわけです。

しかし、実際にイメージを画像化してしまったドラマや映画は「想像の余地が(ほとんど)無い」せいで、原作を呼んだ人に「原作の方が面白かった」という印象を与えてしまったのです。

まとめ「小説読もうぜ!」

このエントリーをはてなブックマークに追加