文学ファイター

そして、時代は黒人のウーブの時代に。

野蛮民族日本人

日本は昔、戦闘民族サイヤ人でした。東アジア最強の民族でした。隣に、不思議な力を持つというナメック星人の世界(中国)がありましたが、正直、本気出せばどうにか勝てるだろ、くらいに(多分)思っていました。最強民族説の最も根拠となるのが、世界最強の切れ味をもつ「刀」という武器が、日本生まれであることです。

古今東西、世界中に刀剣というものは存在していました。あらゆる国は、自国により強い軍事力を求め、日々、強い刀剣を研究、開発していました。

刀剣といえば、武器の中でも最もポピュラーなもの。その中で最強が、極東の小さな島国、日本が開発した刀なのです。いいですか?現代の戦闘においては、銃が最もポピュラーな武器ですが、では、「最強の銃は?」という質問に即答できる人はいるでしょうか?いないでしょう。現在も、銃にはまだまだ改良の余地があるからです。もちろん、目的が違えば、最強の銃というのは変わってくる、という意見もあるでしょう。ですが、それは刀剣にも同じことが言えます。目的が違えば、最強の刀剣も変わってくる。ですが、それでもやはり、「この世で最強の刀剣は?」という質問には「刀」という答えがしっくりきます。そうです。「刀」という答えがしっくりくるということは、それほど完成された武器だったのです。

文明が発達するのに最も重要なものは軍事力である、という話は聞いたことがあるでしょうか?人類が宇宙へ飛び出す夢いっぱいの乗り物「ロケット」はミサイルが原型でしたし、衛星打ち上げ競争をアメリカとロシアが行ったのも、自国の軍事力が相手国よりも優れていることを内外に知らしめるためでした。インターネットも、そもそもは仮に核ミサイルが自国に落とされて、中央のコンピューターが破壊されても、コンピューター同士のネットワークを失わないようにするための理論でした。アメリカが今も技術的に世界のトップレベルにいるのは、あの国が軍事大国だからです。

というわけで、世界でもっとも野蛮な生き物は白人です。彼らは、日々戦争を繰り返し、技術力を向上させ、銃という新発明の武器を手に、外国へ進出して植民地を作り上げていきました。なぜ、白人が他国を簡単に征服できたかというと、他国は、少なくとも白人よりは平和を愛する国だったからです。技術力が白人に比べて低かった。だから、次々と白人に征服されていきました。

そんな情勢の中、東の隅っこにある軍事国日本という小さな国は、「異国人がやべぇ」という噂を耳にします。そこで、異国人の技術を学びます。軍事大国は技術に貪欲です。なぜなら、技術が劣ると、それは死を意味するからです。戦闘民族サイヤ人は、異国から現代的な戦法を学びます。で、第一次世界大戦あたりの時代に、中国人とロシア人をボコります。この二つの国は、当時の大国です。ロシア人は、内乱があったという不運があり、中国は地理的に日本人より先に外国の国々と相対さなければならないという不運があったものの、それでも日本という小国に負けるほど弱くもなかったはずです。白人は驚きます。「東の国に、俺たちと対等か、それ以上の戦闘民族がいる!」

その後、日本はフリーザ(アメリカ)にまで手をだし、見事に敗退してしまいますが、それでもかなりの大暴れをし、白人たちは、「こいつらヤベェ!」と日本に度肝を抜かされ、大いにビビらされました。

では、なぜナメック星人はサイヤ人に負けてしまったのか。少なくとも、そう簡単に負けないほどの能力は、ナメック星人も持っているはずです。ナメック星人も、ちょっと前までは戦国時代で大いに血で血を洗う戦いに明け暮れていました。なのに、なぜ負けたのか。

私が思うに、それは「文化が発展してしまっていたから」です。中国は当時、ヨーロッパ並の戦国時代をひととおり通り越し、さらにヨーロッパの「俺ら最強!」という時代の先の時代「そろそろ、ペンは剣よりも強しの時代かな」あたりまで行っていました。「平和が一番。戦争はダメだよね」的な空気が漂っていたのです。そこに、白人やら日本人やらの戦闘民族が乗り込んできたので、平和大好き、話せば分かるよなナメック星人はやられてしまったのです。

そして、なぜロシアは日本に負けてしまったのか。それは、白人に負けないくらい、日本人も「どんな卑怯な手段を使っても、勝てば正義」ということを知っていたからです。最近、「武士道」は正々堂々と戦うこと、という話を聞きますが、少なくとも戦国時代の兵法は「どんな手段を使ってでもいいから生き残って勝ち上がれ」というものでした。かつての名立たる剣豪は、結構卑怯な手を使っています。でも、それでいいんです。相手も卑怯な手を使っていいからです。昔は、「ズルはお互いにしないから平等だよね」ではなく、「お互いに卑怯な手を使っていいから平等だよね」でした。そもそも、織田信長の「一般的な槍よりも長い槍を使う」とかいう小賢しい戦法やら、長篠の戦いで遠くから銃を使った戦法も、相手から見れば「遠くからやるなんて卑怯な!!」的な気分だったでしょう。かなり多分。例えるなら、小学生のケンカで、自分は殴り合おうとしているのに、いきなり相手は足元にある石を投げつけてくる的な卑怯さであったでしょう。

というわけで、日本はロシアと正面から相対しつつも、内乱が拡大するように、裏工作もしっかりやっていました。さらにその後、フリーザをビビらせるところまで頑張ったんですね。

というわけで、当時、どちらかというと平和を愛する民族だった中国は、平和を愛するあまり、技術への貪欲さを忘れ、戦闘民族日本人の手に落ちてしまったのです。そして、さらに戦闘民族フリーザ軍は戦い方を知っており、卑怯な手を使うことをもちろん何とも思っていなかったので、原子爆弾をサイヤ人の島に落として勝利しました。

――そして現在。ラジオ、テレビ、インターネットなどの発展で、戦争の悲惨さの周囲への理解や、「あれ?俺の国、卑怯なことしてない?」という国民の気づき、個人が世界に対して意見を発表できるようになるという世界の文化の発展により、ベトナム戦争やイラク戦争などの反戦運動などの動きを経て、真の「ペンは剣よりもそれなりに強し」の時代がきて、「最近、戦争を起こしても、どうもうまく行かないよねー」な現状、「これからはペンの時代。すなわち文化の時代だよね」な潮流の元、なぜか日本のオタク文化が世界中でうけ、文化的な意味でスーパーサイヤ人である「ドラえもん」や「セーラームーン」、そして、本当にスーパーサイヤ人である「ドラゴンボール」などが世界中で大暴れをし、世界は第一次文化戦国時代へ突入したというわけです。

軍事大国であるアメリカやロシアや中国やらは未だに「最新の戦車、戦闘機、核ミサイル!!」と、ハードパワーに躍起になっていますが、現在の世界の強さの目安は文化というソフトパワーです。

文化的魅力というのは大切です。例えば、映画が好きな人はハリウッドが無くなるかもしれないと考えれば、アメリカを滅ぼすことをためらうでしょう。三国志が好きな人は、中国がこの世から消え去るなんて望まないでしょう。そして、今や世界中の国々は、世界から日本生まれのアニメや漫画がなくなることを望んでいません。つまり、日本は文化の世界では防御力がトップクラス。まさに、鉄壁の守りなのです。そして、この守りをさらに強固にするためには、テロリストと金や命の交渉をするのではなく、「そんなことより見てくれ、この異常にスカートが短いガールを!カラフルな髪のガールを!目が顔の3分の2の大きさのガールを!!面白そうだろう?日本人が考えたキャラクターなんだぜ!?」と売り込むことなのです。

世界が日本の文化を好きになってさえくれれば、もはや日本は世界最強。

しかし、日本が安泰というわけではありません。今後、サイヤ人には人造人間やセル、魔神ブウとの争いが待っているのです。ガンバレ、サイヤ人!!

という、独断と偏見に満ちた個人的な意見でした。

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