文学ファイター

夢の中で空を飛んだ場合、大体元の場所への戻りかたが分からなくなる。方向音痴は空を飛ぶべきじゃ無い。

その気になれば空だって飛べるさ

「その気になれば空だって飛べるさ」と豪語したところ、「じゃあ飛んでみろよ」とクラスメートの皆にはやし立てられたので、学校の屋上からダイブした。

案の定、僕は死んだ。

クラスメートの皆は「飛べるはずが無いのに、まさか本当に空を飛ぼうとするなんて」と大いに悲しんだ。

だが、違う。問題はそこじゃないんだ。もちろん僕は、屋上からダイブしたら死ぬことくらい分かっていた。僕が言いたかったのは、死んだ後のことだ。

見たまえ君たち。僕は今、浮遊霊となって皆の目の前で自由に空を飛び回っているじゃないか。

なのに、クラスメートの誰一人霊感が無いっていうのは聞いてなかった。うわーん。

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