文学ファイター

信じてください。犯人は僕なんです。

犯人は誰だ

裁判長
「ほう。銀行強盗。おもちゃの拳銃で店員を脅すも、逆に店員に取り押さえられて現行犯逮捕?君は犯罪というものをなめているのかね?犯罪とは、もっと芸術的で、もっと過激なものなんだ。90年代にフランスで起きた銀行強盗を知っているかね?10人の強盗チームが半年間かけて銀行の地下に通じる穴を堀り、脱出時には完全包囲された銀行からその地下道を使ってまんまと脱出した。ケガ人の一人も出さずにだ。その執念深さ。その計画性。これぞ犯罪者という名にふさわしい行動だと思わないか?例えば1960年代初頭にアメリカで起きた通り魔殺人をご存知かな?道を歩きながら、通りすがりの人を次々と銃で撃ったんだ。警察に捕まったとき、彼はこう言った。『何人殺したかって?数えてはいないけど、スコアは良い方だと思うよ』。すばらしい。これぞ真の犯罪者。対して君は何だ?計画性ゼロ。残虐性ゼロ。そんな君が彼らと同じように『犯罪者』を名乗れるとでも?舐めてもらっては困る。たとえどんな証拠があろうとも、私は君を真の犯罪者、すなわち真犯人とは認めない。無罪だ。さっさと家に帰ってママのおっぱいでも吸ってるんだな。坊や」

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